PPPoEの仕組みを理解しよう(1)
インターネットは問題なく利用できている時は快適で便利なものですが、一度繋がらなくなると大騒ぎになります。
ですから、まず始めに、インターネットはどういう仕組みで利用されているのかから説明しましょう。
皆さんはPPPoEという言葉をご存知でしょうか? PPPoEとは「PPP over Ethernet」の略称です。
名前の通り、イーサネット(日本ではLANと呼ばれることが多いようです)の回線上でPPPと呼ばれるプロトコル(通信手順)を使って通信するための技法です。
このPPPoEを使うことで、ADSLや光ファイバ、LAN上ですら、ユーザー認証などが可能になるのです。
インターネットが問題なく繋がっていれば「ユーザー認証」など誰も気にしません。
ところがインターネットに繋がらなくなる場合、「認証エラー」が意外と多いのも事実なのです。
勿論、ADSLや光ファイバ、LAN上の問題も考えられます。この切り分けができるかどうかが、再接続の鍵を握るといってもいいでしょう。
と書いても、イーサネットはともかく、PPPは何ぞや? という疑問が出てくると思うので、先にPPPの説明をしてしまうことにしましょう。
PPPとは「Point to Point Protocol」の略称で、今ではRFC1331として標準化されています。
このPPPとは汎用のプロトコル(通信手順)で、複数のプロトコルの相互接続を可能にするものです。
ちょっとわかりにくいので例を挙げましょう。
最近でこそADSLや光ファイバを使って、直接インターネットに繋ぐ形態が一般的になりましたが、ちょっと前までは公衆電話回線やISDN回線にモデムなどをつけて、プロバイダーのアクセスポイントにダイヤルアップ接続するのが一般的な繋ぎ方でした。
今でも、@FreeDやAirH"などのPIAFS(PHS)サービスは、専用モデムを使ってプロバイダーにダイヤルアップ接続する形になっています。
こうしたケースでは、電話回線の上でTCP/IPプロトコルを通す必要があります。
が、そもそもTCP/IP(というか、特にIPプロトコル)はこうしたダイアルアップ接続を考慮していないため、必要とされるメカニズム(電話回線特有の誤り訂正や再送、ユーザー認証)などを持ち合わせていません。
そこで登場したのが、SLIP(Serial Line IP)あるいはPPPなのです。
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