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2008年5月

MOSAIC

 インターネットに革命的な変化をもたらすきっかけとなったのがイリノイ大学のNCSA(全米スーパーコンピュータアプリケーションセンター)で開発されたMOSAIC(モザイク)の出現でした。

 このMOSAICを開発したのが当時まだイリノイ大学の学部生であったマーク・アンドリーセンです。

 彼は当時テキストしか表示できないwww(World Wid Web)に不満をもっており、なんとかして画像も表示できる方法をを模索していました。

Mosaic  彼はイリノイ大学とNCSAの仲間数人の協力を得てUNIX版のMOSAICの開発に成功することになります。1993年の春も浅い頃のことでした。

 MOSAICはGUIを駆使し使いやすく、勿論画像の送受信も可能であした。これが今のブラウザー(ネットスケープ・ナビゲーターやインターネット・エクスプローラ)の原型でなのです。

 彼のグループはその年の秋にはWindows版とMac版を発表し、それらを無償で配布しました。

 ここにインターネット・ブームの発端を見ることができるのです。

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ティム・バーナース・リー

 World Wid Web(WWW)はスイスのジュネーブにあるCERN(欧州素粒子物理学研究所)において、ティム・バーナース・リーが1989年に開発した、ワールドワイドな分散情報システムです。

 WWWの生みの親ティム・バーナース・リーはオックスフォード大学卒業後、プレッシー・テレコミュニケーションの主任技師を務め、イメージ・コンピュータ・システムを経てCERNに入ることになります。Tim_bernerslee

 ティム・バーナース・リーが巨大な研究機関であるCERN内部の情報検索のために、テッド・ネルソンの考案したハイパーテキスト技術を使って、文書をどんな形態にでもリンクできるようにと考案されたのがWWW(World Wid Web)なのです。

 ホームページのURLにwwwが含まれているのはそうした理由からなのです。

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インターネットの起源

 インターネットは1960年代後半、アメリカ国防総省高等研究計画局(DARPA)で、核戦争下にあって、一部が損害を受けても全体としては機能するような軍用通信ネットとして開発が始めれたのが起源です。

 ここでインターネットに不可欠なパケット通信技術の研究が進められました。

 この研究の成果は、1969年にUCLA、UCSB、SRII(スタンフォード国際研究所)、ユタ大学の4つの研究機関を結んだARPANETとして現れました。

 アメリカ国内の大学が次々とこのネットワークに接続を始め、パケット通信網によるARPANETの新しい技術は、現在のインターネットに脈々と受け継がれています。

Arpanet  ARPANETの誕生を受けた1970年代は、現在のインターネットを支えるUNIXOSやLAN等の通信技術が続々と誕生した時代です。

 中でも大きな恩恵をもたらしたのが、TCP/IP通信プロトコルの開発です。

 1983年、本来の軍事部門がMILNETとして分化し、ARPANETは主に教育、研究用のネットワークとして拡大していくことになります。

 1986年、NSF(全米科学財団)は、研究者のためのネットワークとして、NSFNETの運営を始めます。

 これは全米6箇所のスーパーコンピュータセンターを56Kbpsの専用線で結んだものです。

 NSFNETは従来のARPANETとも相互接続し、ここにネットワークとネットワークを結ぶ大規模なネット環境が構築されることになります。

 さらにNSFNETはUNIXをベースとするUSENET等、幾つものネットワークとの接続を繰り返し、そのネットワークの規模を世界中の研究機関へと広げて行きました。

 このワールドワイドなネットワークがやがてインターネットと呼ばれるようになるのです。

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OSI参照モデルに準拠するTCP/IP

 OSI参照モデルが通信プロトコルの標準となったことで、通信関連部分を作成するエンジニアは、この標準に準拠して開発することにより、異なるメーカーや異機種のコンピュータとの通信を可能とする環境を得ることができるようになりました。

 しかし、この規格をそのままに通信部分を構築するのは、実は最善の方法とは言いきれないのです。Osi00

 OSI参照モデルとは、幅広い汎用性を持たせる必要上、あらゆることを想定して考えられていることから、その層構造が複雑なものとなっているからです。

 この層構造をそのままに、通信プロトコルを構築してしまうと、処理そのものも複雑なものとなるうえ、効率が低下してしまう可能性があるのです。

 そこで、OSI参照モデルをベースに、より効率の良いプロトコルの仕様が生まれることになったのです。

 これが、TCP/IPなのです。

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TCP/IP普及の要因

 TCP/IPが普及した大きな要因としては、メーカー主導によって戦略的に考えられたものではなく、メーカーや大学などに籍を置く技術者が、より使いやすく汎用度の高いものを目指して互いに知識を集積させることで考えられたものであることが挙げられます。

 TCP/IPに関する具体的な仕様は、RFC(Request For Comments)という通番のついた文書として管理され、誰もがこれを入手でき、誰もがそのメカニズムを知ることができるのです。

 また、ユーザーがTCP/IPの新たなる機能追加や改修などの提言をすることも可能となっています。

 常に進化し続けることのできる開発環境が存在することも、TCP/IPの普及要因と言えるでしょう。

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TCP/IPとは・・・?

 TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)は、現在では、インターネットやイントラネットにおける標準的なプロトコル(通信手順)となっています。

 米ソ冷戦時代において、ネットワークの一部が核などによって破壊された場合でも、全体が停止することのないネットワークの構築を米国防総省が進めるうえで、そのベースが生まれました。

 なお、TCP/IPとは、TCP(Transmission Control Protocol)とIP(Internet Protocol)という2つの代表的なプロトコルから引用された名称です。

 これらのプロトコル以外にも、数多くのプロトコルが、各層別に用意されています。

 また、現在のコンピュータやPCで用いられているOSは、その多くがTCP/IPを標準で実装しているのです。

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ダイナミックDNSの仕組み

 この状況を打開するのがダイナミックDNSという仕組みです。ダイナミックDNSでは、DNSのデータを動的に変更できるようになっています。つまり、IPアドレスが切り替わったら、すぐさまそれを反映するための仕組みが追加されています。

 この仕組みは、IETFによってRFC 2136として標準化されています。DNSサーバーはこのダイナミックDNSの仕組みを取り入れることで、ダイナミックIPアドレスを取り扱うことができるようになったというわけです。具体的に言えば、bind 9.x台のDNSサービスには、nsupdateと呼ばれるコマンドが追加されました。このnsupdateというコマンドを発行することで、プログラム側から随時DNSのデータベースの更新が可能になったわけです。

Dns03  ただ、このコマンドを一般に公開して誰でもDNSレコードを更新できるようにしてしまうと、(便利ではあるのですが)不法に他人のレコードを書き換えたり削除したり……なんていうトラブルが発生するのは火を見るよりも明らかです。そこで一般にダイナミックDNSをサービス提供しているところでは、ユーザー認証などを組み合わせて、あくまでもユーザーが自分のホストに関するIPアドレスのみを書き換えられるような仕組みを提供するのが一般的です。

 ちなみに、無料のダイナミックDNSサービスもいくつかあります。しかし、ダイナミックDNSの場合は「自分でIPアドレスを更新する」という大前提があり、加えてルータが対応しているダイナミックDNSサービスの数も多くないため、ルータ経由で使用した場合はサービスが限られてしまうのが実情です。

 このため、ダイナミックDNSをサービスとして提供しているのは、専用の業者が多いのが現状です。このほか、一部のプロバイダーではオプションとしてダイナミックDNSサービスを提供するほか、ルータベンダーの中には自社製品専用のダイナミックDNSサービスを提供しているケースもあります。

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DNSのデメリット

 この「更新に時間がかかる」という点が問題視されるようになってきたのは、インターネットが普及して一般のユーザーも自宅でサーバーを立てられるようになってきてからのことです。

 

プロバイダーがユーザーに対してグローバルIPアドレスを配布してくれれば、原理的にはインターネットサーバーが立てられます。

 この時に問題となるのは、配布されたグローバルIPアドレスがしばしば変わることがある点です。

 

プロバイダーの側からすれば、ユーザーごとに固定のIPアドレス(これをスタティックIPアドレスあるいは静的IPアドレスと呼びます)を割り振ってしまうと、ユーザーの数だけグローバルIPアドレスを用意しなければならず、柔軟性に欠けてしまいます。Dns01

 

加えて、必ずしもすべてのユーザーが同時に使うとは限らない以上、必要なときに空いているIPアドレスを割り振る形にする方が好ましいわけで、こうした方式で与えられるものをダイナミックIPアドレス(あるいは動的IPアドレス)と呼びます。

 さて、ここで問題なのはDNSサーバーにどうやってIPアドレスを登録するかという話です。上にも書いた通り、現在のDNSサーバーの仕組みは、ドメイン名/ホスト名とIPアドレスのどちらも頻繁に変更がないという前提で作られています。

 ところがダイナミックIPアドレスの場合、ドメイン名/ホスト名はともかく、IPアドレスは下手をすると頻繁(それも数時間単位)に変更されてしまう可能性があります。

 

更新に24時間から48時間もかかるというのに、こんな頻度で変更されては到底追いつきません。

 また、そもそもDNSの設定は人手で行なうことを前提にしていますので、プロバイダーから配布されるアドレスが変わるたびに人間が設定を変更する必要があるというわけで、結果として折角グローバルIPアドレスがあっても、DNSが対応できずにサーバーが立てられない、といった状況になったわけです。

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